セーラー服を脱がさないで。 [撮影]
…放課後、人気のない教室で始まる、私と先生の個人授業…
イケナイと分かっているのに、私はいつも担当教科とは違った教科書を持って、準備室の戸をノックする。
先生の低くて艶のある声が入室を促して、古い木戸を開けると、ネクタイを緩めた先生が待っていた。
やっぱり基本はセーラー服でしょ!?先生のネクタイを手首に巻きつけられて、赤いスカーフで目隠しだよね!
先生は眼鏡でタレ目で数学教員免許持ってるロックヴォーカリスト希望!
もしくは眼鏡でタレ目で捕手で上司にしたい人No.1の選手兼監督希望!
と、いう訳で、リハビリをかねて、教室と体育倉庫スタジオ撮影会へ行って来ました。
なんちゅーリハビリでしょうかね。はいはい、分かってますよ。行きたかったんですよ、この撮影会。
25歳になる前に着ようと思ったセーラー服。それには教室撮影しかないっ!!
着替えてみると、カメラマンさんにも結構好評で、
「どこの学校のですか?」
「いえ、モリハナエの普通のセーラー服です」
「どっかのお嬢様学校の制服かと思った…」
と好感触。へっへっへ、黒髪のセミロングですからね、黙ってりゃお嬢様です。
黙っていれば。
故に、本性を出さないようにはっちゃけたトークは封印しました。
なるべく、お嬢様っぽく、お嬢様っぽく…
やっぱ、私は口を開かずにいると大人しく見えるみたいですよ。
本性はアンチョビと塩辛と麦酒を愛する、エロ全開親父だと言うのに…。
やはり、セーラー服の冬服は膝下がいいと思うのですよ。短くしちゃ、いかんのです。
夏服は膝がちょこっと見える位がベスト!爽やかな感じがね、いいよね。
で、やっぱ学ランの眼鏡の先輩とスーツで眼鏡の先生と…机は断然木の机と木の椅子。
ガタガタ鳴るのは外せないでしょう。
…ほらね、口を開くとすぅぐ親父になる。いいもんいいもん。写真の中だけお嬢様で。
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